日記

お弁当作りからスタート〜こども食堂の運営を目指して〜

今朝は、私たちが運営している喫茶店でお弁当作りをしていました。
喫茶店では店舗営業のほかに、大学などの施設にお弁当を販売しに行っています。

一膳弁当

写真は一膳弁当という商品で、一膳分のご飯にハンバーグ、人参のきんぴら、卵焼きが入ったお弁当です。

はじめて大学にお弁当販売に行った時、すでに販売を始めていた他のお店の先輩方から「大学は量と価格が重要」とアドバイスをいただきました。
そこで私たちは390円で一膳弁当を販売することに決めました。

販売当初はボリュームがないと選ばれないのでは?と言われ続けていたのですが、最近では毎回完売する人気メニューへと成長しました。

どこも同じだと選ばれない

実際に販売に伺った際、他のお店のお弁当を見せていただきました。

ボリュームが重要というのは販売前から分かっていたのですが、どのお弁当も本当にボリュームたっぷりで、逆に400円を下回るような手軽な量・価格のお弁当がないことに気がつきました。

そこで私たちの運営する喫茶店では、気軽に食べられるお弁当として一膳弁当を販売することにしたのです。お昼休憩以外にも、講義の休憩中など冷めても美味しく食べることができるように、白米ではなくふりかけご飯にするなどの工夫をしました。
一膳弁当は学生からの反応も良く、後で食べるためにと購入する方、お昼ご飯を控えめにしたい方などが購入してくれています。

しかし、一番反応があったのは大学職員の方々です。

このお弁当のサイズが丁度良いと毎回のように購入してくださる方や、一膳弁当は数に限りがあるため販売前から廊下でお待ちいただいている方もいらっしゃいます。

周りに合わせることは簡単ですし需要も早期に見込めるのですが、全く同じだと価格で選ばれてしまうことが多いのではないかと思います。

私たちのお弁当はボリューム以外のニーズに応えることができたことで、他のお弁当との差別化ができ人気メニューへと成長していったのではないかと思っています。

将来の夢

私たちが喫茶店を運営している目的は、将来的に「こども食堂」を運営するためです。こども食堂運営への第一歩として、喫茶店の営業を開始いたしました。

今までカウンセリング事業を中心に行ってきた私たちにとって、飲食店運営は手探り状態で、開店〜2年目までは大きな赤字を出していました。

開店当初から店舗運営と並行して子供食堂の運営を考えていましたが、赤字が経営を圧迫し、こども食堂の運営費用が捻出できない状態でした。

そこで、まずはこども食堂の元となる喫茶店運営を黒字にしなければならない、今はこども食堂に向けての構想は控えて、喫茶店の事業を軌道に乗せようと取り組んできました。

喫茶店営業に集中しなんとか黒字化させることができた頃、近くの大学からお弁当販売できますよとお声がけいただきました。大学でのお弁当販売をきっかけに、他の施設でも販売させていただけることにもなりました。

最近は喫茶店の運営体制を見直し、お弁当販売も喫茶店業務も見通しがつくようになってきました。
このまま事業が安定していけば「こども食堂」の運営について行動しても良いのではないかと考えています。

朝ごはんを食べて笑顔で

私たちが考えるこども食堂は「朝食」を提供する形が理想だと考えています。

私が立ち上げた「一般社団法人 日本うつ病サポート協会」はうつ病カウンセリングを中心に活動していますが、うつ病で苦しむご本人だけではなく、ご家族も支援したいと考えています(まだまだ理想の段階なのですが…)。

例えば、お母さんがうつ病になってしまうと家事をこなすことが難しい時があり、ご自身はおろか、お子さんの食事を作ることも難しくなっていることがあります。
そのような時はコンビニや外食などで済ませることが多くなると思いますが、食費が膨大に増えることでお金の心配など不安要素も増えてしまい、うつ病を長引かせることにも繋がってしまうのです。

なぜ私たちが朝食の提供にこだわっているのかというと、こどもたちが朝食を食べられないことで、学校での集中力や笑顔がなくなってしまうこと、それを少しでも減らしたい!という想いが強くあります。

夕食を提供しているこども食堂は探せば見つかりますが、朝食を提供してくれるこども食堂は全国でも数が少ないのではないでしょうか。

トースト1枚と牛乳などの簡単な食事からでも始めたいと考えていましたが、構想し始めた当初の喫茶店運営と並行していくのは、働くスタッフへの負担が非常に大きくなってしまうことがわかりました。

サポートというのは気持ち次第でさまざまなことができると思っています。
しかし、一時のものではなくサポートを続けてこそ意味があると考えていたため、現在はサポートをし続けるための仕組み作りに取り組んでいるところです。

構想段階でストップしていましたが、ブログを通して私の想いを綴ることで、一歩でも運営に向けて進みたい、こどもたちに朝食を提供し笑顔で学校生活を送って欲しいという想いが再燃してきました。

今までは、できていないことは語らないというスタンスでしたが、ブログ100記事投稿中の今は日々の出来事から私の頭の中にあることまで書くことが多くなりますね。その想いを綴ると宣言みたいな形になって、少しでも実行しなければ!と自分を鼓舞するものとなりました。

まずは喫茶店に募金ボックスを設けたり、メニュー価格の一部をこども食堂の費用に当てたりすることなど、できることから実行して行きたいと思います。

今日の投稿で、3投稿目なので2023年中にあと97投稿頑張ります!

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