日記

心の回復に必要な時間とプロセス

約10日ぶりのブログ更新ですね。
9月末に参加したイベントでも疲れをきっかけに、朝起きることがつらくなり、ネットニュースの記事など文章を読もうとしてもしっかり頭に入ってこないような状態になっていました。

うつ症状が出るタイミング

ここ数年は働きたいという気持ちと忙しさで休みを取らずにいましたので、疲れのピークがやってきたようで「朝起きるのがつらい」「身体がおもうように動かない」「文字が頭に入りにくい」という症状が出てきました。

これらの症状をネットで検索すると「うつのサイン」「うつ症状」と表記されることが多いです。

私は、過去にこの症状が出た時の経験やストレス回復についての知識から、改善までのプロセスが想像できうつ症状が出ても焦らずに対処することができました。

しかし、はじめてうつ症状が出た方などは、いつもは難なくできていたことが突然できなくなるなどの症状でパニックや焦りを感じてしまうことが多いのではないかと思います。
この「焦り」は、うつ症状を悪化させてしまう要素になってしまうのです。

ストレスや疲れの対処方法を知っていると比較的早く回復することができますので、今回は私の場合を例にして簡単に説明したいと思います。

休みなく働き、体が悲鳴をあげている

私は個人事業で仕事をしているため、自分で働く時間を決めることができます。
ここ数年はカウンセリング以外の事業を開始したこともあり、休みなく働いていました。
そして、日々の忙しさに加えイベント参加も重なったことで、疲れがピークに達してしまいうつ症状が現れたと考えています。

この場合は、「回復」に努める必要があるため、しっかりと休むことがポイントになります。
この休むということは、うつ病やうつ症状を改善していく中で最も大切なことです。

しかし、この休むということができずにうつ症状を悪化させてしまい、結果的にうつ病になってしまったりというケースが多いのです。

原因がわかると、対処法もわかる

今回の私の例で考えると、疲れにより「朝起きるのが辛い」「文字が頭に入ってこない」「身体が思うように動かない」という症状が出ていました。

これは「身体の疲れ」と「脳の疲れ」を取る(身体と脳を回復させる)ということがポイントになってきます。

「身体の疲れ」を回復させようと考えた時、ゆっくり安静にしていれば良いということは想像がつくと思うのですが、難しいのが「脳の疲れ」を回復させるということです。

「脳の疲れ」を取るということは、単純に考えると「何も考えない、脳を使わないようにする」と言えると思います。

しかし、うつ症状などが現れると不安や焦りが強くなり、ネットで症状や改善方法を検索したり、不安で考えこんでしまい、どんどん脳を酷使してしまうことがあります。
疲れにより脳があまり動かない状態なのに、不安や焦りで更に脳を疲労させてしまうことでうつ症状などが悪化していくケースです。

原因を把握することができれば、どのように対処して症状を改善すると良いのかということが見えてくるので、焦らずに取り組むことができるようになります。

具体的な休み方

私の場合、原因は「身体と脳の疲れ」、対処法としては「身体と脳を休ませること」です。
具体的には今回うつ症状が現れていた約10日間は、仕事の合間にお昼寝をし、札幌でのカウンセリングや朝のお弁当作り以外は予定をいれないようにしました。

(実は、本日も16時~ 17時30分まで職場でお昼寝をしていました。今年中に100記事投稿を目標にしていたこのブログも無理をせず休むことを優先しています。)

このうつ症状が現れていた約10日間、はじめのうちはお昼寝をしても頭がすっきりするということはありませんでした。
最後にしっかりと休んだのは半年ほど前になりますので、約半年分の疲労を取るにはたった1日休んだだけで復活することはなく、1~2週間はかかるなと考えました。

そして10日間ほど仕事以外は積極的に休憩したことで、ついにお昼寝後に頭がスッキリとし、脳が働き始める感覚が戻ってきたように思います。

定期的なお休みが必要不可欠

私の場合、今回は約10日間で回復という形になりました。

どのように休ませると回復するかということを知っていると、うつ症状(うつのサイン)が現れても焦らずに効率的に対処することができ、なるべく早めに回復することができます。

回復に必要な期間も症状が現れてしまう期間も、その人の環境など個人差があるので参考にはなりませんが、定期的にお休みをしっかりと取ることで症状は現れなかったのではないかと思います。

知識をつけることで対処方法がわかる

今回は、単純に「身体の疲れ」と「脳の疲れ」なので、お昼寝を積極的に取り入れることで回復することができました。

しかし、うつ症状が現れる原因はいろいろあります。実は何気ない出来事がストレスになっていたということもあります。

メンタルサポート ここころでは、カウンセリングにてあなたの症状に合わせた具体的な対処方法をお伝えさせていただくこともできますし、セルフケアについて知識を深めていく講座などで知識を身につけ、ご自身で対処していくこともできます。

うつ症状にならないために「考え方を変えたい!」とおっしゃる方も多いのですが、その前に「現在の症状を和らげる」ことから取り組む必要があります。うつ症状のひとつである「脳がはたらきにくい」という状態は、脳を休ませる必要があるというサインです。
考え方を変えることは負担がかかりますので、日々のストレスが高い状況だと負担に耐えきれなかったり、考え方を変えるまでに必要以上の時間がかかってしまうからです。

まずは今抱えているストレスを緩和し、その上でご希望があれば考え方を変えるための学びなど自己成長に向けて取り組むことをおすすめします。

自己成長講座についてはこちら


カウンセリングでは、今の症状に合わせてどのように取り組んでいくことが良いかなどもお話させていただくことができますので、うつ症状でお悩みの方や、セルフケアなどをお考えの方はまずはカウンセリングをご検討ください。

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