病院・お薬についての相談

お薬で「ボーッとする」のはなぜ?

医療機関から処方されるお薬中には「ボーッとする」という効果がある物もあります。
「薬を飲むとボーっとして活動ができないので、お薬を飲むのを止めた」とおっしゃる方も多いのですが、この「ボーッとする」ことで心を休ませているのです。

心 = 脳と考えると、お薬でボーっとするということは「脳(= 心)を、お薬で強制的に休ませている」という状態です。

しかし、うつ病などの心の病でお休みしている方の中には、真面目で頑張り屋さんの方も多く、休むことに罪悪や焦りを感じつい何かしらの考え事や行動を起こそうとしてしまう場合があります。

また、お薬で脳を強制的に休ませた状態で考え事やハードな仕事をすると、うつ症状が強く出てしまう場合も多くあります。

ですので、お薬で心(脳)を休ませると同時に、安心して心を休められる環境を整えていくことが大切になってきます。

カウンセリングで整える

メンタルサポートここころのカウンセリングは、心(脳)の回復に力を入れており、まずは心を休ませるための環境を整えるということを強くお伝えしています。

医療機関はお薬で心(脳)を休ませ、カウンセリングは感情の整理や考え方、環境を整えていくサポートなどで心(脳)を休ませ、心の回復を目指していきます。

医療機関とカウンセリングルーム、方法は違いますが心(脳)を休ませ回復させるというゴールは同じです。

心療内科・精神科の受診との併用はもちろん、医療機関に行くのが不安という方にもカウンセリングはオススメです。

適切な処方をしてもらうために

医療機関にかかっても診察は短時間であることが多く、症状がうまく伝えられない、聞き取ってもらえないなど、医師に正確な情報が伝わらないことをお悩みの方もいらっしゃいます。

例えば、気分の浮き沈みが激しいと伝えると「双極性障害」と診断されるケースがあります。
しかし、この「浮き沈みが激しい」という内容について医師に伝えられず、適したお薬の処方を妨げてしまうことも少なくないのです。

その結果、薬が合わず長い期間うつ症状で苦しみ続けてしまうこともあります。

適切に症状を伝えるためのサポートも

メンタルサポートここころ北32条店では、医療機関への不安をお聴きし、アドバイスさせていただくことはもちろん、お話をお聴きした上で主治医に伝えるべきこともお話しさせていただきます。

お薬などで心(脳)を休ませることで、ある程度うつ症状が改善し始めると、感情が外に出始めます。

双極性障害を例にすると、押さえ込んでいた感情が外に出ることで、感情の起伏が激しいと感じてしまい病状が悪化しているのでは?と感じてしまうことがあります。

しかし、この時の感情の起伏は改善に向けて現れる症状でもあるのです。

もちろん、本当に双極性障害が悪化したことが原因というケースもありますが、適切に症状を伝えることができずに、効果の強い薬に変更され回復や復職から遠ざかってしまった…というパターンが最近の傾向だと感じています。

当カウンセリングでは、あなたのお話を詳しくお聴きし、症状を観察していきます。
その内容を主治医に伝えていただくことで、適切なお薬に変更してもらうことができ症状が安定した、双極性障害を早期に発見することができた、症状が回復に向かっているというケースが多く見受けられます。

症状が強く出ている場合は医療機関での診断が最優先ですが、カウンセリングで現在の症状をお聴きした上で主治医への症状の伝え方などもアドバイスすることが可能です。

医師にうまく症状を伝えられないとお悩みの方は、一度カウンセリングをご検討いただけると嬉しいです。