日記

別の角度からみると…〜リフレーミング〜

リフレーミングとは?

本日は「リフレーミング講座」を開催しました。

リフレーミングという言葉を初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。私はカウンセラーになる前のカウンセリング実習を受けた時に初めてリフレーミングを知りました。

実習を終え、自宅でリフレーミングについて検索すると「物事の捉え方を変えて、別の視点から見ること」と書かれており、後日私が教わっていたカウンセリングの先生に聞くと「物事を違う枠組みから見ることだよ」と教えていただきました。

一言で言うと「物事をいつもと違う別の角度から見ること」ということだと思いました。

カウンセリングでも使用しています

カウンセリングでお話をお聴きしていく中で、その出来事の中でプラス要素を相談者さんにお伝えしていくことがあります。
その時に、リフレーミングのスキルが必要になることが多いです。
相談者さんがマイナス要素だと捉えてしまっていることも、リフレーミングで見方を変えプラス要素をお伝えするからです。

カウンセラーは、カウンセリングを通して毎日のようにリフレーミングしていくことで無意識に出来るようになりますが、カウンセラーになりたての頃は意識的に取り組まないと難しいことでした。

物事をいつもと違う角度からみるために必要なもの

リフレーミングは「物事をいつもと違う別の角度から見る」ということだとお伝えしましたが、その方法を知るだけでは身につかないケースがあります。

その要因の一つが「心の余裕がない」。

心の余裕 = 視野が広さであり、心の余裕の分だけいつもと違う角度から見ることが可能になります。
○○なくてはいけないとか、いつまでに○○を完了しなくてはいけないなど精神的に追い込まれている時は、その○○のことで頭がいっぱいになり他のことを考える余裕がなくなってしまいます。

このような状態の時に「いつもと違う角度から見よう…!」と思っても、余裕のなさから違う角度を考えることが難しくなってしまうのです。
心に余裕があるときにできるのがリフレーミングであり、心の余裕がない方はまずは余裕を作ることから始めましょう。

考え方(捉え方)を変えるという方法

この考え方を変えるというのは私たちは「思考」についてという形で変化させる方法を講習でお話することがあります。この「思考」はその人の考え方ということになりますので、余裕がない時にどの様に考えるかという部分に繋がります。

物事を「いつもと違う角度からみる」ということと、「考え方(捉え方)」は同じように感じるケースがあるかもしれませんが少し違うということになります。

「せっかち」を別の角度からみると

例えば、「せっかち」と聞くとマイナスなイメージをする人が多いかもしれませんが、別の角度からみてみると「行動が早い」「行動的」という言葉が出てくることが多いです。しかし、もっともっと別の角度からみてみると、「責任感がある」とか「先を見据えている」という言葉にも置き換えることが出来ると思います。

なぜ「せっかち」なのかという部分を深堀していくことで、その行動に理由やその人の無意識に行っている習慣がみえてくることがあり、その部分から「責任感がある」とか「先を見据えている」という言葉に置き換えることが出来ることもあるのです。

これは、その人のことを知らないと置き換えれないかもしれませんが、お話をしっかり聴くことが出来れば見えてくることかなと思っています。

今回のリフレーミング講座では、単に「せっかち」という言葉を別の角度からみるだけでは意味がないので、枠組みを変えた考え方の法則をみつけていくことが重要になります。リフレーミングをするための自分だけの方法を見つけることができれば、さまざまな出来事に対して素早く別の角度からみることができるようになるからです。

この法則を見つけるために、色々なワードを別の角度からみる練習を繰り返して身に着けていくことになります。ただ、自分だけの法則をみつけるというのは難しいので、リフレーミング講座では実際に私が使っている法則を2つご紹介させていただいています。

心の余裕の作り方は人それぞれやり方が違ったりしますので、現在はカウンセリングの中でお話をさせて頂いています。
リフレーミング講座は、現在、上級心理カウンセラー養成講座の一部として行っていますが、今後単発での講座も開催していこうと思っています。

習慣化(無意識でできるように)することがポイント

リフレーミングは心に余裕があるときに「別の角度からみる」ことですが、その別の角度からみたときの捉え方を習慣化させることができると「考え方」が変わってくるのです。

つまり、リフレーミングとは考え方をかえるための第一歩の手法で、物事を別の角度からみるということを習慣化させることが出来ることで考え方が変わってくるということになります。

簡単に考えると

①心の余裕をつくる

②物事を別の角度(視点)から捉える

③習慣化(②を習慣化)させる

これらを行うことで考え方が変わってきます。ただ、現在考え方を変えたいと考えている場合、環境が重要になってきます。
あなたを取り巻く環境がマイナスの言葉を発する人が多い場合は、無意識にそのマイナスの言葉に脳が引っ張られてしまうこともあるので、別の角度から物事をとらえようとしてもうまくいかないということも考えられます。
もし、自分で考え方を変えたいという場合は、環境にも配慮が必要です。

ここころ北32条店では、考え方や捉え方を変えるための方法についても学ぶことができます。
一人では難しい、チャレンジしたけど変わらない…とお悩みの方は、講座受講もご検討いただけると嬉しいです。

これらの講座は、札幌のカウンセリングルーム内で告知させていただいている情報が多いので、カウンセリングの時に問い合わせいただけると嬉しいです。

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コメント

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